鎌倉高校前駅
江ノ電「鎌倉高校前」駅はその名の通り鎌倉高校のすぐ近くにあるのだけれど、高校よりもなによりも、その風光明媚さを名前に入れたほうがいいのでは、と思ってしまうくらいに景色がいい。
鎌倉高校前駅は、ホームに立つとすごい開放感ある景色で電車を待つことができるのだ。
こんな感じ。
ホームのすぐそこが海、そして右手に江の島。電車を待ちながらこんな景色が見える駅って他にあるだろうか。おかげでこの駅は鎌倉高校の生徒だけでなく、毎日多くの観光客でにぎわっている。
さらに近年、この駅がにぎわっているのは、近くにある江ノ電の「踏切」を見に来る人が多いからだろう。
スラムダンク踏切
駅の近くにあるその踏切こそが、アニメ「スラムダンク」のオープニングに描かれているという「スラムダンク踏切」である。
駅から出ると自然な流れでフォトスポットへと誘導される。
さっきも言ったがこの駅は存在自体が風光明媚なので、海と江の島を撮りに来る人のためのフォトスポットなのかなと思われがちだが、実はほとんどの人は海でも江の島でもなく、踏切を撮りに来ているのだ。
そう、スラムダンク踏切を。
「聖地巡礼」です
踏切が撮りたいというとそういうタイプの鉄のように聞こえるが、そうではない。みんなアニメ「スラムダンク」を見て、そのオープニングに登場するこの踏切を「聖地」として巡礼しに来ているのだ。
「スラムダンク踏切」はここ数年、特に海外からの観光客に大人気で、人が集まりすぎて地元の人の生活をおびやかすのでは、と懸念されていたのだが、今では撮影場所が完全に整備され、誘導員の方も常時立ってくれているため、とても整然とした雰囲気が流れていた。
僕が見に行ったのが真夏の盛りだったので、観光客がいつもより少なかったのかもしれないけれど。
確かに景色はいいけど、ここは観光地ではなく普通の住宅地なので、派手なアトラクションなんかがあるわけではない。観光客はただひたすらにスラムダンクのオープニングシーンを撮ろうと江ノ電がやってくるのを待っているのだ。
乗ったことのある人にはわかってもらえると思うが、江ノ電って都内を走る電車みたいにひっきりなしに来るわけではなく、わりと電車間隔がゆったりしている。
次の電車が来るまで周囲は時間が止まったように、ハンディファンの音と外国語の小声の会話が、日焼け止めの匂いに混じって聞こえてくる。



